開催期間2019年12月15日(日)
概要特別展「師・黒田清輝 妻・鴇田とみ 藤田嗣治 東京美術学校から渡仏へ」関連講演会
として、「藤田嗣治と黒田清輝ー裸婦と構想画という視点から」を開催します。 藤田はフランスに留学して間もなく、東京美術学校で黒田らに教えられたことが 美術の本場フランスでは役に立たないと感じたと記しています。しかし、1920年代に パリ画壇を風靡した藤田の裸婦、またその後の大画面の構図や壁画などは、黒田が 1893年にフランス留学から帰国して以降、日本近代洋画の大きな課題として設定した ものであり、藤田の画業はそれらの課題に応えるものと位置づけることができます。 本講演では、裸婦と構想画という視点から、黒田と藤田の画業を検討し、 フランスで成功した最初の日本人画家というだけでなく、日本絵画の近代化の中で 藤田嗣治が成し遂げたことに光を当てます。 講 師:山梨 絵美子 氏 (独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所 副所長) 日 時:2019年12月15日(日) 14:00~15:30 会 場:秋田県立美術館 1Fレクチャールーム 対 象:一般 定 員:40名 参加料:観覧券または年間パスポートが必要です お申し込みは 美術館へ電話、またはFAXで、お名前とお電話番号をお知らせください。 連絡先:秋田県立美術館(公益財団法人平野政吉美術財団) TEL:018-853-8686 FAX:018-833-0877 |