開催期間2019年11月30日(土) から 2020年1月26日(日)
概要著作権の関係上、作品の印刷はできません。
藤田嗣治は1905年、東京美術学校西洋画科に入学し、黒田清輝の指導を受けます。卒業後の1913年に渡仏した藤田は、パリの美術潮流に触れ、東京美術学校での教育を批判することになります。フランスでアカデミックな絵画教育を受け、西洋画を日本に移植しようとした黒田。西洋と日本を融合させた独自の画風をパリで確立した藤田。二人の画家は西洋美術の深奥を感得し、その上でそれぞれの画業を展開させました。
本展は、藤田の1910年代に焦点をあて、東京美術学校在学中に制作した人物画、近年発見された《榛名湖》など渡仏前に描いた風景画を展示します。また渡仏後に新婚の妻・鴇田とみへ差し出した藤田の書簡を披露し、画家として目差した方向性や妻への想いを紹介します。 黒田については、在仏中の作品、および帰国後に描いた「構想画」の下絵などを展観し、あわせて黒田が監修した東京駅壁画の資料から、日本の近代化と向き合った画家の姿を浮かび上がらせます。 ※藤田嗣治《湖畔の霧》(国立国会図書館蔵)は、12月18日(水)までの公開となります。その後は写真パネルでのご紹介となります。 ※会期中の休館日 12月30日(月)~ 2020年1月1日(水) |
一般:800(640)円 学生:500(400)円 シニア:720円 高校生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金、シニアは70歳以上 |
講演会「藤田嗣治と黒田清輝ー裸婦と構想画という視点から」 講師:山梨絵美子 氏(独立行政法人国立文化機構 東京文化財研究所 副所長) 日時:12月15日(日) 14:00~15:30 会場:1Fレクチャールーム 定員:40名 参加ご希望の方は事前に電話等でお申し込みください。 観覧券または年間パスポートが必要です。 |