開催期間2014年2月15日(土) から 2014年3月15日(土)
概要著作権の関係上、作品の印刷はできません。
秋田県から西に遙か3,000kmの、中国内陸部に位置する甘粛省。古代の通商路であるシルクロードが省内を東西に貫き、諸外国から見ると中国の玄関口にあたりました。様々な物資を携えてシルクロードを行き交った人たち。そこには諸民族の交流が生まれ、互いの文化に影響を与え合うこととなりました。
本展では、秋田県と甘粛省の友好提携30周年を記念して、西域文化やシルクロードの影響もうかがえる甘粛省の文化財を紹介します。いにしえの大陸の人々の豊かな精神世界に触れ、更には日本の文化とのつながりを再発見することができる、文化交流展「シルクロードの記憶」を、どうぞお楽しみください。 |
展示は二部構成となっています。 第一部では、世界遺産敦煌莫高窟に遺された唐代中頃までの壁画12点を、高精細デジタルデータを元に最新の技術で再現展示します。多分割撮影データを元にデータを生成し、中国で使用される代表的な書画用紙である「宣紙」にプリントする、というこの新しい手法で再現した作品は、中国国外では、秋田で初めて公開されます。細部まで鮮明に再現された壁画を、大画面でお楽しみいただけます。「鈴木空如筆法隆寺金堂壁画模写」など、日本の仏教関係資料と対比しながらご覧ください。 第二部では2003年から2005年にかけて実施された県省合同発掘調査による武威市磨(ま)嘴子(しし)漢墓の出土品を中心に、110点の文物を展示します。新石器時代、漢代、西晋時代の、3つの時代のお墓と副葬品から、当時の人々の想いを探ります。日本では例の少ない約2,000年前の絹織物や木製品の数々、中国の国宝にあたる『儀礼』木簡は必見です。 |
入館料について: 一般300円(240円)/大学生200円(160円)/シニア(70才以上)270円/高校生以下無料 ()内は20名以上の団体料金です。 ※同料金で2階藤田嗣治大壁画ギャラリーで開催している「藤田嗣治のまなざし」もご観覧いただけます。 |
主催:秋田県、中国甘粛省 |