開催期間2013年9月28日(土) から 2013年11月10日(日)
概要著作権の関係上、作品の印刷はできません。
「詩の国秋田の壁画時代を現出させよう」―1936年7月、藤田嗣治は、秋田市の資産家・平野政吉の美術館建設計画を受け、秋田での壁画制作を表明しました。
1937(昭和12)年3月に完成した壁画《秋田の行事》は、縦3.65m、横20.5mで、その大画面には、藤田が愛した日本の原風景ともいえる当時の秋田が色彩豊かに描かれています。本展では、壁画《秋田の行事》が語る多くのメッセージをもとに、藤田嗣治の1930年代について紹介します。 |
第Ⅰ章 藤田嗣治と平野政吉(1F 県民ギャラリー) 第Ⅱ章 「素晴らしき乳白色」から色彩の時代へ -1930年代における技法の変化-(1F 県民ギャラリー) 第Ⅲ章 《秋田の行事》と《大地》 -ラテン・アメリカから日本へ-(2F 藤田嗣治大壁画ギャラリー) 第Ⅳ章 藤田嗣治の1930年代 -裸婦像・画室 ・パリへの郷愁-(3F ギャラリー1・2) 主な展示作品 《夢から醒めて》《夢》《糸を紡ぐ女と少女(夢)》《大地》《カーナバルの後》 《町芸人》《室内の女二人》《秋田の行事》《ちんどん屋三人組》《角力》 《客人(糸満)》《北平の力士》《花鳥図》複製パネル 《眠れる女》《五人女》《メキシコに於けるマドレーヌ》《吾が画室》 《私の画室》《自画像》《一九〇〇年》《オペラ座の夢》 藤田嗣治が監督した映画「現代日本」子供篇 |
〇一 般 500円(400円) 〇大学生 300円(240円) 〇高校生以下無料 〇身体障害者手帳、療育手帳、精神障害福祉手帳をお持ちの方とその付添いの方1名までは無料 ( )は20名以上の団体料金 |
シンポジウム ≪秋田の行事≫とその時代 日時:10月13日(日) 13:30~15:00 会場:カレッジプラザ 講堂(秋田市中通2-1-51 明徳館ビル内) 定員:150名 (秋田県立美術館 電話018-853-8686 までお申し込みください) ≪秋田の行事≫に多角的にアプローチし、藤田の画業における1930年代を検証します。 研究発表 「表象の変換-藤田嗣治1930年代の壁画」 佐藤 幸宏(美術史家・北海道立文学館) 「藤田嗣治 1930年代の絵画技法 –平野政吉コレクションの調査から-」 森 直義(東北芸術工科大学) 「平野家の米蔵・≪秋田の行事≫制作現場の再現 幻の美術館の再現」 込山 敦司(秋田県立大学) 「藤田嗣治の日本表象と万国博覧会」 原田 久美子(公益財団法人平野政吉美術財団) | |
講演会 藤田嗣治と壁画 -群像大作への夢- 日時:11月3日(日)13:30~15:00 会場:秋田県立美術館 レクチャールーム 定員:50名 (秋田県立美術館 電話018-853-8686 までお申し込みください) 講師: 佐藤 幸宏(美術史家・北海道立文学館) 初期の1920年代から晩年の1960年代まで、藤田嗣治の生涯にわたる壁画への挑戦の軌跡をたどります。 |
〇主 催 秋田県立美術館 公益財団法人平野政吉美術財団 〇監 修 佐藤幸宏(美術史家・北海道立文学館学芸主幹) 〇監 修 森直義(東北芸術工科大学教授) 〇監 修 込山敦司(秋田県立大学准教授) |