開催期間2022年9月3日(土) から 2022年11月6日(日)
概要著作権の関係上、作品の印刷はできません。
藤田嗣治は生涯、子どもを愛情込めて描き続けました。中南米を経由し、1933年に日本に帰国した藤田は、その後、中国や日本各地を旅します。中国での取材をもとに制作された作品では、日常を過ごす子どもたちの様子が生き生きと描かれています。また、壁画《秋田の行事》においても、表情豊かな子どもたちが四季折々の場面に登場しています。
戦後、日本を追われるように渡仏した藤田は、特別な感慨を持ってパリの街に向き合いました。パリのモンパルナスに居を構えた藤田は、街の一隅や室内に集う子どもたちの群像を描いています。1959年頃には、パリの路上販売の人々を子どもの姿で描いた油彩画を制作しました。これら小さな四角い油彩画は、藤田が妻と暮らす住居の壁一面に飾り付けられました。 このたびの展覧会では、子どもを描いた1950年代の油彩画や生活空間を彩ったボード画『小さな職人たち』を中心に、子どもが登場する1930年代の作品もあわせて展観します。 「私には小供がない。私の画の小供が、私の息子なり娘なり一番愛したい小供だ」と語った藤田の子どもへの想い、そして子どもへ向けたまなざしを紹介します。 |
一般:1,000(800)円 高・大学生:800(600)円 中学生以下無料 ※高・大学生は要学生証提示 ※( )内は前売、20名以上の団体料金 |
講演会「藤田の子供百態」 ※終了しました 講師:内呂博之氏(ポーラ美術館学芸員) 日時:10月9日(日)午後2時~3時30分 会場:1F県民ギャラリー 定員:50名 | |
学芸員によるギャラリートーク ※終了しました 日時:9月17日(土)、10月15日(土) 午後2時~2時30分 会場:3Fギャラリー 定員:20名 ※参加ご希望の方は、事前に美術館までお申し込みください。 ※各イベントは諸事情により中止、または内容の変更となる場合がございます。 最新情報は美術館ホームページ等でお知らせいたします。 |
主催:藤田嗣治展実行委員会(秋田県、AKT秋田テレビ、公益財団法人平野政吉美術財団) 特別協力:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館 |