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特設ページ
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会 期:2017年9月9日(土)~11月12日(日)
開催時間:10:00~18:00(観覧券販売は17:30まで)
休 館 日:10月16日(月)
観 覧 料:一般1,300円(1,000円)、学生900円、高校生以下無料
※( )内は前および20名以上の団体料金
※障がい者手帳持参の方と付添1名は団体料金と同額です。
学生の方、障がい者割引を受けられる方は証明書等を御提示ください。
1920年代のパリで、乳白色の裸婦像により画壇の寵児となった藤田嗣治。藤田は多様な主題を手がけますが、その画業の中心を占めるのは人物を描いた絵画であるといえます。藤田作品をモデルという視点から考察する時、人物をどのように描くかという画家としての問題意識が浮かび上がります。本展では、フランスのエソンヌ県の特別協力により、藤田が初めて群像表現に挑んだ大作を出品、あわせて約80点の人物を描いた絵画を展示します。また妻・鴇田とみ宛書簡などの資料や写真により、藤田の交流の軌跡も紹介します。生涯挑戦し続けた画家の核心に迫り、格闘を主題とした男性の裸体表現にも注目する展観をお楽しみください。
※10月16日(月)は、一部展示替えのため休館します。
展覧会の見どころ
ミケランジェロに挑戦した絵を秋田に
著作権の関係上、作品の印刷はできません。
1928年にパリの個展で発表された4点の群像大作。それぞれ縦3メートル、横3メートルの滑らかな乳白色の画面に人物群像が展開します。この大作は、1966年に秋田市の資産家・平野政吉がパリ郊外のヴィリエ=ル=バクルの藤田のアトリエを訪ねた折、翌年の秋田県立美術館開館を祝って「ミケランジェロに挑戦した絵を贈ろう」と、藤田が平野に贈呈を申し出た作品です。当時、その約束は叶いませんでしたが、半世紀を経て、秋田で展示されることになりました。秋田県立美術館開館50周年の本年、壁画《秋田の行事》の向かいの壁面に、藤田の約束を実現します。
(左)《ライオンのいる構図》1928年 油彩・カンヴァス 300×300cm ミュゼ・メゾン=アトリエ・フジタ、エソンヌ県議会蔵
(右)《犬のいる構図》1928年 油彩・カンヴァス 300×300cm ミュゼ・メゾン=アトリエ・フジタ、エソンヌ県議会蔵
女流詩人を描く
著作権の関係上、作品の印刷はできません。
藤田はパリ画壇で画家としての地位を確立して以降、上流階級の人々の肖像画も数多く手がけました。アンナ・ド・ノアイユは、多くの芸術家のモデルになった詩人です。藤田の前でもポーズを取りました。その時のエピソードは、藤田の当時の妻・ユキの回想録に綴られています。彼女の表情と身にまとう繊細なドレスにご注目ください。
《アンナ・ド・ノアイユの肖像》1926年 油彩・カンヴァス 167.1×108.4cm DIC川村記念美術館蔵
妻へのまなざし
著作権の関係上、作品の印刷はできません。
藤田の生涯には、5人の女性が妻として寄り添います。女性たちはそれぞれ、藤田の画業が変容する節目に、彼の人生に登場します。本展では、最初の妻である鴇田とみに宛てた藤田書簡や写真を紹介します。また、中南米の旅をともにしたマドレーヌをモデルにした作品、また、最後の妻・君代が修道女姿で描かれた宗教画などを展示します。
《礼拝》1962-63年 油彩・カンヴァス 114.8×147.0cm パリ市立近代美術館蔵
格闘技への関心
著作権の関係上、作品の印刷はできません。
著作権の関係上、作品の印刷はできません。
著作権の関係上、作品の印刷はできません。
乳白色の裸婦像で知られる藤田ですが、その画業の初期から男性の裸体表現にも挑戦しています。4館を巡回する本展で、秋田会場のみの出品となる《横綱栃木山の肖像》は1926年の作品です。1928年の大作〈争闘〉の裸体群像のポーズは、柔道の技が参考にされています。1935年には中国のモンゴル相撲の力士を描き、1957年にはレスラーやボクサーなどの格闘家を描いています。本展では、格闘を主題とした作品にも注目します。
(左上)《争闘Ⅰ》1928年 油彩・カンヴァス 300×300cm ミュゼ・メゾン=アトリエ・フジタ、エソンヌ県議会蔵
(右上)《争闘Ⅱ》1928年 油彩・カンヴァス 300×300cm ミュゼ・メゾン=アトリエ・フジタ、エソンヌ県議会蔵
(中)《横綱栃木山の像》1926年 水彩・木炭、絹 115.2×89.5cm グルノーブル美術館蔵
(下)《誰と戦いますか?》1957年 油彩・カンヴァス 130.0×195.0cm ミュゼ・メゾン=アトリエ・フジタ、エソンヌ県議会蔵
※作品はすべて、©Foundation Foujita / ADAGP, Paris &Jaspar, Tokyo, 2017 E2711
関連イベント
講演会「フジタとモデルたち ―乳白色の裸婦から群像表現へ」
日時 10月1日(日) 13:30~15:00
講師 佐藤 幸宏(美術史家、本展監修者)
会場 1Fレクチャールーム
参加料 無料
定員 50名
対象 一般
※お電話での事前申し込みが必要です。
講演会「フジタの描いた女性たち」
日時 10月29日(日) 13:30~15:00
講師 横山 由紀子(DIC川村記念美術館 学芸員)
会場 1Fレクチャールーム
参加料 無料
定員 50名
対象 一般
※お電話での事前申し込みが必要です。
ワークショップ「乳白色の下地の秘密」
日時 9月17日(日) 13:30~15:30
講師 中右 恵理子(東北芸術工科大学講師)
会場 1Fレクチャールーム
参加料 無料
定員 15名
対象 高校生以上一般
※お電話での事前申し込みが必要です。
ワークショップ「私はモデル~手作りドレスでポーズ!」
日時 9月24日(日) 13:30~15:30
講師 当館学芸スタッフ
会場 1Fレクチャールーム
参加料 無料
定員 20名
対象 小学生以上一般(小学校低学年は保護者同伴)
※お電話での事前申し込みが必要です。
ワークショップ「世界でひとつだけの小箱」
日時 11月5日(日) 13:30~15:30
講師 当館学芸スタッフ
会場 1Fレクチャールーム
参加料 無料
定員 20名
対象 小学生以上一般(小学校低学年は保護者同伴)
※お電話での事前申し込みが必要です。
ミュージアムコンサート「口笛シャンソンコンサート」
日時 10月22日(日) 14:00~15:00
奏者 柴田 晶子(口笛奏者)
伊藤 心(秋田大学附属中学校1年)
会場 2Fミュージアムラウンジ
参加料 無料
定員 60名
対象 小学生以上一般(小学校低学年は保護者同伴)
※お電話での事前申し込みが必要です。
スペシャルギャラリートーク「AKTアナウンサー×担当学芸員」
9月9日(土) 11:00~12:00
ゲスト AKT秋田テレビ 八代星子
※当日の観覧券、もしくは年間パスポートをご持参ください。
学芸員によるギャラリートーク
9月9日(土)
10月14日(土)
11月11日(土)
各日14:00~14:40
※当日の観覧券、もしくは年間パスポートをご持参ください。
主催/レオナール・フジタとモデルたち展実行委員会(秋田県、秋田魁新報、AKT秋田テレビ、公益財団法人平野政吉美術財団)
特別協力/ミュゼ・メゾン=アトリエ・フジタ、エソンヌ県議会
後援/在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、秋田市、秋田市教育委員会、エフエム秋田、秋田観光コンベンション協会、秋田商工会議所
協賛/日本貨物航空、日本航空
企画協力/キュレイターズ
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